総資産増減率
| 指標 | 増減率 |
| 前月比 | 5.4% |
| 年初来 | 9.2% |
今月の一言
3月から4月にかけて、市場は「利下げ期待を前提とした楽観相場」から、「インフレの粘着性と企業の好業績を天秤にかける『業績相場』」へと劇的なパラダイムシフトを遂げた。この2ヶ月間の変化を4つのカテゴリーと5つの主要指標から振り返る。
相場環境の振り返り
1. 主要指標の推移と変化
- ドル円レート: 150円〜152円台(3月) ➔ 一時160円突破・為替介入(4月)
- 3月は日銀のマイナス金利解除後も実需のドル買いから底堅く推移。4月に入ると米金利上昇に伴うドル買いが急加速し、4月下旬には一時160円の大台を突破しました。直後に政府・日銀による断続的な為替介入が実施されたとみられ、月末にかけて155円〜157円台へ急反落するなど歴史的な乱高下を記録しました。
- S&P500: 6,900〜7,000台(3月) ➔ 6,700台への調整後、7,200台突破で史上最高値(4月)
- 3月は順調に大台を固めていましたが、4月中旬に米インフレ懸念から一時6,700ポイント台まで調整。しかし4月後半、メガキャップ・テック(AI関連大手)の強力な決算をエンジンに猛烈なV字回復を果たし、最高値を更新して4月を越週しました。
- NASDAQ100: 24,000〜25,000台(3月) ➔ 一時調整を経て27,000台へ急騰(4月)
- 米長期金利上昇の煽りを受け、4月前半はグロース株を中心にまとまった利益確定売りに押されました。しかし後半、AIデータセンター需要の爆発的な見通しが各社決算で再確認されると一気に買い戻され、3月の水準を大きく上抜ける驚異的な上昇トレンドを形成しました。
- 米国10年債利回り: 4.10%〜4.25%(3月) ➔ 一時4.65%超への急上昇、その後4.4%台へ(4月)
- 3月は比較的安定したレンジに収まっていましたが、4月は米CPI等の上振れ(景気のノーランディング論)により債券売り(利回り上昇)が加速。一時4.65%超の年初来高値をつけました。月末にかけては、一部の景気指標軟化により4.4%台へとやや落ち着きを見せました。
- ビットコイン: $68,000〜$72,000(3月) ➔ $62,000への連れ安を経て、$77,000上方ブレ(4月)
- 3月は高値圏での揉み合いが続きましたが、4月の株安・リスクオフ局面では一時$62,000付近まで下落。しかし、インフレヘッジや代替資産(デジタルゴールド)としての需要、押し目買いの強さから反転。4月後半には一気に上放れし、5月の$80,000突破への強固な足がかりを築きました。
2. カテゴリー別動向の変化
【マクロ経済の動向】
- 3月(緩和への楽観論): 「FRBによる年内3回の利下げ」という楽観的なシナリオが意識され、マクロ環境は比較的「適温(ゴールドロックス)」と捉えられていました。
- 4月(Higher for Longerの現実化): CPIや雇用コスト指数(ECI)の強さが相次いで示され、市場は「高金利の長期化」を本格的に織り込むことに。利下げ開始予想は6月から9月以降へと大きく後退し、景気の強さがインフレを長引かせる「ノーランディング(不時着なし)」シナリオが台頭しました。
【商品(コモディティ)市場】
- 3月(緩やかな上昇): 原油(WTI)は$80台前半、銅価格もレンジ内での推移に留まっていました。
- 4月(地政学とAIインフラ需要による暴騰): 中東情勢(イランを巡る緊張)の緊迫化により原油価格が一時$100の大台を突破。さらに、AIデータセンター拡張に伴う深刻な電線・インフラ不足を背景に、LME(ロンドン金属取引所)の銅価格が12,000ドル〜13,000ドル台へと歴史的な暴騰を開始し、商品発のインフレ懸念が強まりました。
【投資家センチメント】
- 3月(過熱感のある強気): 個人投資家(AAII)の強気派が40%を超え、市場には楽観が満ちていました。
- 4月(プロと個人の心理ギャップ): 4月中旬の株価調整局面で、AAIIの弱気派が一時的に強気派を逆転するなど個人は総悲観近くまで冷え込みました。一方で、プロの資金(NAAIM露出指数)は一時的なポジション縮小のあと、4月後半の決算に向けて株式比率を90%超(ほぼフルポジション)まで一気に買い進めるなど、冷徹な押し目買い行動の差が顕著に出ました。
【主要指数の動向】
- 3月(全面高の展開): 金融緩和への期待から、大型テック株だけでなく中小型株や出遅れセクターまで幅広く買われる全面高の様相を呈していました。
- 4月(二極化と業績相場への移行): 金利上昇に伴うバリュエーション調整を挟んだことで、資金は「確実にキャッシュフローを生み出すAI・テック大手」へと再び集中。指数としてはV字回復で最高値を更新したものの、金利高に弱い中小型株との二極化が一段と進んだ期間となりました。
来月の方針
5月も粛々と積立継続
- 追加投資の予定:グローバルX社のNASDAQ100・デイリー・カバード・コールETF(銘柄コード:563A)が誕生したので入れてみます。
https://globalxetfs.co.jp/funds/563A/index.html - リバランスの予定:なし
FIRE進捗
2027年リタイアまであと9ヶ月

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